くすりの福太郎

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福太郎の健康豆知識

上手なお酒の飲み方

何かとお酒を飲むことが多くなるこの季節、自分のお酒の飲み方をチェックしてみましょう!

1.適量を守る

一日に160Kcal程度の「日本酒1合、またはビール中1本500ml」が目安です。

2.食べながら飲む

タンパク質・ビタミン・ミネラルを含む栄養バランスの良いおつまみを一緒にとりましょう。

3.楽しい雰囲気で飲む

明日への活力となるような飲み方を!

4.水分をとる

アルコール度数の高い、強い酒は薄めて飲みましょう。

5.毎日飲まない

肝臓でアルコールを代謝するには1合の酒で3時間かかります。

6.空腹で飲まない

空腹でアルコールを飲むと胃への刺激も大きくなります。飲む前に牛乳を1杯飲むだけで胃の粘膜は保護されるのです。

お酒は上手に飲めば人の身体に良い影響を与えることができます。自分の飲み方を見直して、「お酒と良い関係」を心がけましょう!

おつまみを賢く選ぼう

【1】良質なタンパク質をとる … 肝臓を守り、胃の粘膜を保護するため

【2】刺激の強いものは避ける … 胃液の分泌が促進され、胃を痛めることも

【3】高脂肪のものは避ける … 野菜などの低エネルギーのものからビタミン、ミネラルの補給を

【4】消化の良いものを選ぶ … 酒を多飲すると消化機能も低下する

【5】吸物、スープなどを早めに飲む … 水分を早めにとることにより胃への刺激をやわらげる

お酒との良い関係・あなたはどのタイプ?

次の1~15の項目にYES・NOで答え、点数を合計するとあなたのポイントが出ます。

項目

YES

NO

1.お酒はハイペースで飲むことが多い。

2.お酒は夜以外にも、昼や深夜にも飲んで、1日2回以上飲む場合がある。

3.週に1日は、お酒を飲まない日がある。

-2

4.お酒を飲み始めると、ビンを空にするまでやめられない。

5.お酒をすすめられると断れずに、つい飲んでしまう。

6.お酒を飲んだとき、何杯飲んだか、あまり覚えていない。

7.家にお酒が常にある

8.飲み過ぎた翌日は反省するが、ついついまた同じことを繰り返してしまう。

9.お酒を飲むと、おつまみを食べ過ぎてしまう。

10.お酒を飲んだときはご飯・パン・麺類などの主食を食べないようにしている。

11.夜にお酒を飲む予定の日は、お酒をよりおいしく味わうために、昼食もあまりとらないことが多い。

12.お酒のおつまみは漬物や揚げ物などが多い。

13.しっかり飲み食いした後、ラーメンなどを食べる。

14.翌朝二日酔いで何も食べられないほど、飲む。

15.宴会などでしっかり飲んで食べた次の日も、エネルギー調整を考えず、おなかいっぱい食べる。

【判定】 16~32点 … A  8~15点 … B  -2~7点 … C


お酒との上手な付き合い方アドバイス

A.このままでは、体を壊す心配が…
これでは、肝臓が休む暇がありません。 週に1~2回は、アルコール抜きの「休肝日」を決めましょう。 飲むときは必ず食べるという習慣は必要ですが、食べ過ぎは禁物。 肥満などの原因になります。二日酔いの朝は、水分の補給を十分に。 また、牛肉・豆類・ご飯などに含まれる亜鉛は、アルコール分解酵素の働きを助ける作用があります。

B.賢い飲み方と食べ方を身につけて
良い飲み方が、頭ではわかっているものの実行できないのでは。 まず適量を守り、ゆっくり飲むことを心がけましょう。 また、「今日は休肝日」と周囲に宣言してお酒の誘いを時には断りましょう。 飲む時の食事は、たんぱく質やビタミン・ミネラルなどが摂れるものを上手に選んで。主なつまみのエネルギー量などを頭に入れておくとベター。

C.節度のある、良い付き合い方です
合格です。食事とともに楽しみながら飲む習慣が身についています。 飲みすぎないための自己管理もOK。ただし、誤解しやすいのが飲むときの主食について。 「お酒は糖質が中心で、主食代わり」と、主食を食べない人が多いようです。 お酒には主食に含まれるような栄養素は、糖質以外にありません。栄養のバランスからも、適量の主食は必要です。